友人のNさんSさんと、Sさんのご主人と4歳の娘さんの5人でお食事に・・
せっかくなので浴衣で行こうということで、娘さんも含めて女子4人は浴衣で出かけました。
↓恥ずかしながら私。帯の結びはSさん作。
お店は主計町に最近オープンした「いち凛」という和食屋さんです。
私の提案で少し早めに出て東茶屋街を散策しました。予想はしていましたが、茶屋街を和服で歩くと写真を撮られまくりです。多くは外国の方ですが、一緒に撮ってと頼んでくる人も少なくありません。中国人らしきグループに撮影を頼まれました。
友人と言ってもNさんはひと回りSさんはふた回り年下(他人からは若夫婦と姑と小姑に見えたかも)。モデル役は二人の若い綺麗処におまかせしてオバサンは遠慮しました。向こうもその方がいいですよね。
しかし、その後も他の方にも何度か頼まれ断るのも面倒になって、何枚かは撮られました。
↑主計町を歩くNさん。絵になりますね〜。
いい時間になったので予約のお店に向かいます。
お店の前で皆に少し待ってもらって、取り急ぎ近くにある暗がり坂を撮影。あかり坂というのも近いのですが、あまりお待たせするのも申し訳ないので後日改めて来ようと思います。
右の路地を入ると暗がり坂・あかり坂があります。
あかり坂には元々名前が無く、近年作家の五木寛之さんが命名されたそうです。
その同名の小説のヒロインの名前が「高木 凜」。
もしかしたら店名もそれに因んでいるのでしょうか。
食べログその他ネットでは「いち凛」となっていましたが、暖簾を見ると「いち凜」にも見えますね。意味は同じなので拘る必要は無いのかも知れませんが・・・
この建物は版画家のクリフトンカーフさんが晩年自宅兼アトリエとして住まわれた家をリノベーションしたものだそうです。近くにはギャラリーもあります
当時のワインセラーも残してあるそうなので期待できそう。
版画家といえば、私の知り合いにも谷内正遠(たにうち まさと)さんという版画家さんがいらっしゃいます。ビジュアルがカーフさんと少し被るかも・・・。ワイン好きという点も似ています。
その谷内さんはかなりのグルメで、金沢のめぼしいお店は殆ど訪れているようです。
何度かご一緒させて頂きましたがいつもアラカルトで、コースは絶対に召し上がらない。理由をお尋ねすると、量的な事もあるが最初から決められているのは嫌なのだと、何とも芸術家らしいお答えでした。
コースで次は何だろうとワクワクするのも楽しいですけどね。凡人の我々は今日もコースで頂きます。
鱧とむずかしいカタカナ名の茸(聞いたけど覚えられませんでした)のお吸い物。Nさん、茸が苦手だそうで私のお椀に投入。
ちなみに、金沢弁では茸(きのこ)は「コケ」といいます。
「私、コケだめねんわ〜」「ほんなん!?ほんならここに入れっまっし」
なんて感じの会話がありました。
今日頂いたワインです。銘柄などはわからないので、お値段とワインリストに書かれてあるコメントを参考に決めました。
Sさんのご主人は召し上がらないそうで、女子3人で頂きます。
とても美味しいワインでした。
のんべえ女子3人によってボトルが空いてしまいもう1本と思ったのですが、コースも終わりに近かったので日本酒にしました。
今度は私の嫌いな鴨なのでNさんのお皿に投入しました。
予約の時に苦手な食材を伝えておけばよかったのですが・・・
正直、お料理自体は驚くほど美味しいという程ではありませんでした。まあ、普通かな。
でも、ローケーションも含めてお店の雰囲気はとても素敵です。和食のお店なのにワインが充実しているのもうれしい。スパークリングもありました。それから、デザートは気に入りました。先日のささ舟とは逆ですね。
最後にコーヒーが出てくるのも嬉しい。落着きますよね。和食とはいえお茶だけでは寂しいですから。
主計町に比較的気軽に入れるお店が出来たのはありがたいですね。週末はランチ営業もあるそうですよ。
ごちそうさまでした。